※クライアント様の許可を得て掲載しております。
- お悩み
- 優秀な人材を採用できるように、マーケティング費用として年間数百万円の費用をかけているが、効果があまり出ていない。また、求人媒体にもいくつか登録しているが、仮に採用できたとしてもすぐに従業員が辞めてしまう。
- 課題の特定
- 求人媒体に掲載している採用情報を確認したところ、会社の状況をSNS等で積極的に発信するようにしているものの、「会社として欲しい人材のジョブディスクリプションが明確になっていないため、入社後の業務内容が不明瞭である」ということが問題なのではないかということにあたりをつけた。
- 状況把握
- 会社としてバックオフィスのオペレーションが全く整っておらず、どの分野の人材を補完することによって会社としてうまく機能するのかということが誰もわからないため「全てをそつなくこなして、会社の風土にうまく馴染んでくれる人材が欲しい」というふわっとした求人情報になってしまうという状態であった。
- 業務標準化
- 会社にある全ての業務が属人化した状態になっているが、いきなり業務改善を進めると社内からの反発が予想されるため、弊社から社長へ、社長から従業員へ業務標準化することによって得られるメリットを伝達していただいた。
プロジェクトはどれも例外的な処理が必要になる側面もありつつも、ベースは同じであるため、大幅なDXの前に、まずは基本的なプロジェクト管理に必要となるツールとオペレーションをExcel(スプレッドシート)ベースで導入した。
- 結果
- ・全ての業務とまではいかずとも、属人化した業務が標準化され、手が足りない業務を明確にすることができた。それにより、今までは社員を雇うという選択肢しかなかった部分が、新たに外注化という選択もうまれ、業務生産性が向上した。
・一部の従業員への大量の仕事が業務標準化によって剥がれることにより、かねてから問題となっていた残業時間が大幅に改善した。
・業務内容を明確にした上で採用をかけることで採用前に想定していた仕事内容と採用後の仕事内容のギャップがなくなり退職率が低下した。