実績事例1:物販在庫管理のオペレーション構築

※クライアント様の許可を得て掲載しております。

お悩み
中国から仕入れた商品を日本で販売するというOEM型の物販事業を行っているが、仕入れ後のプロセスが全て倉庫に依存した状態となっており、
各商品の在庫状況を把握できていない。
状況整理
クライアントからのヒアリングによると、プロセスを倉庫業者に完全依存しているものの、丸投げできている状態はそのまま保持したいとのこと。
ただ、倉庫業者との情報ギャップがあることにより、仕入れのタイミングや仕入数が倉庫業者側の言いなりにならざるを得ないということに対して
不信感を感じている。
前提
既存の倉庫業者への依頼内容をそのままにした状況で、クライアント側でも在庫状況を把握できる状態を作る必要がある。

また、倉庫業者から伝えられている情報としては、
・日次の商品販売数
・それぞれの商品の返品数
であった。
オペレーション構築
今回のクライアント側のニーズとして、倉庫側からの情報を正とすることができないという前提があるため、情報を全てこちら側で作る必要があった。

そのため、スプレッドシートで「商品ごとの新規仕入数」、「商品ごとの日次販売数」、「商品ごとの返品数」を記入することで半自動的に在庫状況が管理できるオペレーションを構築した。
ボトルネックの浮上
上記オペレーションを構築し、数ヶ月オペレーションを回したところ、クライアント側で把握している在庫数と倉庫側で把握している在庫数に乖離が見られたため、原因を追求すると、販売前に輸送段階で破損している商品をクライアントに伝えずに倉庫側で処分していたことが発覚した。
解決策
1. 倉庫側からは週次でそれぞれの商品における処分数の送付。
2. 輸送時の梱包を厚くしてもらう対応。
結果
・倉庫側の在庫とクライアント側の在庫状況が一致し、不信感を払拭することができた。
・商品輸送時の破損率を大幅に低下させることにつながり、利益率の向上に繋がった。