※クライアント様の許可を得て掲載しております。
- お悩み
- 追加の資金調達を考えているのだが、社内に事業計画や調達用の資料を作成できるメンバーがいない。また、現状財務状況も大まかにしか把握してもらず、VCから求められている質問に的確に回答することができない。
- 前提
- クライアント側で調達用資料、数値計画、財務状況の把握ができるようにオペレーションやテンプレートを構築する必要がある。
会計システムは導入しているものの、税理士に仕訳を丸投げしており、適切に仕訳はなされていないため、実際のサービスの正しい利益率や収支状況も不透明となっていた。
例:
会計システムに銀行APIと連携した情報しか取得できないため、10,000円の売上のうち、30%のプラットフォーム手数料が引かれ、入金が7,000円しかないものに対して、
売上 7,000円
として仕訳されているが、本来は
売上 10,000円
支払手数料 ▲3,000円
として仕訳がなされるべき。
- 整理
- まずは、より説得力のある情報をもとに数値計画が作成できるように、経営メンバーと協力し、仕訳状況を一から整理することから始めた。
- オペレーション構築
- 以降の資金調達がスムーズに進められるように、「資金調達用の資料テンプレートの作成」「会計システムからダウンロードしたcsvデータを貼り付けるだけで各種グラフが更新されるスプレッドシートの作成」「予実管理ができる数値計画の作成」を行った。
- 結果
- ・投資家への資金調達のみならず、銀行からの借入も成功した。
・今まで把握できなかった詳細会計項目まで把握できるようになり、会社として削減すべき経費と今後の戦略が明確となった。